屋根板の繋ぎ目から雨水等の侵入を防いでいるのが棟板金(むねばんきん)です。

通常は目に入らない箇所のため、気づかぬうちに剥がれや浮きなどの劣化をしている事があります。

劣化の原因が貫板(棟板金の内側の板)の腐食だった場合、棟板金をいったん剥がして劣化した貫板を撤去,交換します。 このとき新しい貫板を木材でなく樹脂製に変えると腐食しにくくなります。

風で棟板金が飛散した時は棟板金の交換工事を行います。場合によっては併せて貫板も交換することをおすすめします。


屋根基材の上には塗装によって3層の塗膜が作られています。

この塗膜が雨・サビ・紫外線などから住宅を守る大切な役割を果たしています。屋根塗装は美観を守るためだけのものではないということです。

数年経過するとこの塗膜が劣化していき、保護機能が失われるため、再度塗装をする必要があります。


既存の屋根材をすべて撤去してから下地を補修、そして新しく準備した屋根材を取り付けます。

屋根材とともに下地である野地板や防水シートも新しく交換する為、新築時の屋根の機能がよみがえり、住宅の寿命を延ばすことが可能です。

また、軽量な屋根材に変更することでも建物への負担を軽減できます。


既存の屋根材の上から新しい屋根をかぶせる施工方法です。 

古い屋根材の上にルーフィング(防水紙)を貼り、その上に軽い金属の屋根を張ります。

防水紙と屋根材の2つが新しくなることで、屋根本来の機能を取り戻すことができます。